目次ページに戻る
DOS NDIS2 ドライバ ソフトウェア： Broadcom NetXtreme™ Ethernet コントローラ ユーザーガイド
このチャプターでは、以下のドライバのインストール方法とパラメタの変更方法について説明します。
DOS NDIS2
ドライバのインストール
このセクションでは、以下のタスクを実行する方法について説明します。
- 必要な OS のサポート ファイルがシステムにインストールされていることを確認します。
- ドライバ ソフトウェアを DOS NDIS2 環境でインストールします。
- 必要ならば、インストール後にドライバ ソフトウェアを再度コンフィギャしてください。
インストール前の各種要件
DOS NDIS2 システムで NetXtreme Ethernet アダプタを使用するときは、あらかじめネットワーク デバイス ドライバをインストールしておかなければなりません。
DOS NDIS2 用にアダプタ ドライバを正しくインストールするためにも、先にネットワーク デバイスをシステムとネットワーク用ソフトウェアに物理的にインストールしてください。Microsoft LAN Manager 2.2 はすでに実行しておいてください。
DOS NDIS2 ドライバを LAN Manager 2.2 上にインストールする
システムに Microsoft LAN Manager 2.2 がインストールされており、NetBEUI などのプロトコルが設定されていることを確認します。
- ハードディスク上にディレクトリを作成し、NDIS 2.01 ドライバを保存します。
例： C:\LANMAN
B57.DOS ファイルをこのディレクトリにコピーします。
- CONFIG.SYS のファイルの終わりに以下のセクションを添付します。
DEVICE = C:\LANMAN\PROTMAN.DOS
DEVICE = C:\LANMAN\B57.DOS
DEVICE = C:\LANMAN\NETBEUI.DOS
- AUTOEXEC.BAT ファイルに以下のセクションを追加します。
C:\ LANMAN\NETBIND.EXE
C:\LANMAN\NET START WORKSTATION
C:\LANMAN\NET USE <drive letter>: \\<server name>\<resource name>
- PROTOCOL.INI ファイル（C:\LANMAN 内にあります）を編集し、ドライバをコンフィギャし NETBEUI などのプロトコルにバインドします。
例：
[PROTOCOL MANAGER]
DriverName = PROTMAN$
[NETBEUI_XIF]
DriverName = netbeui$
BINDINGS = B57
[B57]
DriverName = "B57$"
-
コンピュータを再起動すると、インストールが完了します。
 |
メモ： システムのコンフィギュレーション中はドライバがロードを行ない、Broadcom のバナー、アダプタ名、MAC アドレス、IRQ 番号、検出された回線速度、アダプタのバス番号 (BusNum) とデバイス番号 (DevNum) が表示されます。 ドライバがロードに失敗すると、初期化に失敗したことを示すメッセージが表示されます。
|
B57.DOS ドライバのコンフィギュレーション パラメタは PROTOCOL.INI にあります。
以下の例では、PROTOCOL.INI 内にある BUSNUM と DEVNUM のキーワードを使用しています。
このとき： BUSNUM = PCI バス番号、DEVNUM = PCI デバイス番号
例：
[B57]
DriverName = "B57$"
BusNum = 3
DevNum = 14
|
メモ： 最初の２つのキーワードは正しく使用してください。 PCI デバイスのコンフィギュレーションを熟知していない場合はこれらのキーワードは使用しないでください。
この２つのキーワードは、複数のアダプタをシステムにインストールする際にも、ある特定のアダプタを決められた順序でロードする際にも、必要となります。 BUSNUM は、PCI BIOS でコンフィギャする際に基板に与えられている PCI バス番号を指定するもので、DEVNUM はデバイス番号を指定します。
これらの番号については、PCI デバイスのスキャン ユーティリティを確認してください。数値は十進数です。
|
先頭に戻る
目次ページに戻る