このチャプターでは、以下の情報について説明します。
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メモ: このセクションで利用しているスクリーン ショットは高速イーサネットのものですが、Gigabit Ethernet アダプタを使用することも可能です。例外はその都度明記します。 |
Broadcom NetXtreme Ethernet Controller などの新しいハードウェア デバイスを取り付けた後に初めて Windows を起動すると、新しいハードウェアが検出され、そのデバイスのドライバ ソフトウェアをインストールするようプロンプトが表示されます。
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メモ: Broadcom NetXtreme Ethernet Controller を使用するときは、あらかじめ Windows にネットワーク デバイス ドライバをインストールしておかなければなりません。 |
[新しいハードウェアの検出] ウィンドウが表示されたら、[キャンセル] をクリックします。
CD からドライバ インストール プログラムを見つけ、 「setup.exe」を起動します。

[はい(Y)] をクリックして使用承諾書に合意します。
[新しいハードウェアの検出] ウィンドウが表示されたら、[キャンセル] をクリックします。
Broadcom ネットワーク デバイスをインストールしてから Windows を起動すると、一連の [新しいハードウェアの検出] ウィンドウが表示されます。
次に、[新しいハードウェアの検出] ウィンドウが表示されます。
Windows のアダプタ ソフトウェアを更新するときは、以下を実行してください。

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メモ: このスクリーンショットは Windows 2000 のものです。 |
[ドライバ] タブをクリックしてから [ドライバの更新(P)]] をクリックします。
[新しいハードウェアの検出ウィザード] によって該当するドライバが検出され、ソフトウェアが自動的に更新されます。
Windows の CD-ROM(XP または Windows 2000) の場所を指定するようリクエストされた場合は、[参照(B)] をクリックして (テキスト入力フィールドは利用しないでください)、上記で指定した NetXtreme ドライバのパスを指定してください。
ドライバ ソフトウェアのインストールが終了したら、コンフィギュレーション パラメタの修正を行なう ことができます。
ほとんどの場合でデフォルト値が利用できますが、使用しているシステムの要件に合わせて利用可能なオプションを選択することも可能です。 アダプタ ドライバ ソフトウェアをインストールしたら、この手順に従って以下のアダプタ プロパティを検証・変更してください。
アダプタ パラメタをコンフィギャするときは、ドライバ プロパティの [詳細設定] タブを以下の方法で呼び出します。

802.1p QOS パラメタは、QOS (Quality of Service、サービス品質) をイネーブルする標準です。 デフォルトでディスエーブルされているときは、[値 (V)] ドロップダウン メニューから [Enable/イネーブル] を選択すると、このパラメタが有効になります。 イネーブルになっている場合は、[詳細設定] タブの [値 (V)] ドロップダウン メニューから [Disable/ディスエーブル] を選択するとこのパラメタが無効になります。
[チェックサム オフロード] 機能は通常、プロトコル スタックによってコンピュータ計算されます。 [Checksum Offload/チェックサム オフロード] パラメタのいずれかを選択すると、チェックサムを Ethernet アダプタで計算することができるようになります。 [Checksum Offload/チェックサム オフロード] パラメタをイネーブルするときは、[詳細設定] タブの [値(V)] ドロップダウン メニューからパラメタを選択してください。 これから、これらのパラメタについて説明します。
Ethernet@WireSpeed パラメタは、ケーブル プラントに 2 組のワイヤしかないとき 1000BASE-T イーサネット アダプタをイネーブルし、低速でリンクを確立します。 デフォルトでは、このアダプタは [Enable/イネーブル] に設定されます。 この Ethernet@WireSpeed パラメタをディスエーブルするときは、下のリストのように、[値(V)] ドロップダウン メニューから [Disable/ディスエーブル] を選択します。
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メモ: Broadcom 5705 デバイスの中には Ethernet@WireSpeed をサポートしていないものもあります。このサポートについてのご質問は、Broadcom 5705 を購入した代理店までお問い合わせください。 |
[Flow Control/フロー コントロール] パラメタを使用すると、PAUSE フレームの受信・転送のイネーブルとディスエーブルを切り替えることができます。 PAUSE フレームは、アダプタとスイッチで速度をコントロールできるようにします。 PAUSE フレームを受信している側は、一時的に受信を停止します。 なるべく、アダプタに PAUSE フレームを無視させる [Disable/ディスエーブル] を選択するようにしてください。 デフォルトでディスエーブルされている場合に、[Flow Control/フロー コントロール] で PAUSE フレーム の送受信や転送をイネーブルするときは、[詳細設定] タブの [値 (V)] ドロップダウン メニューから該当するパラメタ を選択してください。パラメタに関する説明は以下の通りです。
[Jumbo Mtu/ジャンボ Mtu] パラメタを使用すると、サイズが 1514 より大きく、長さが 9000 バイト未満のイーサネット フレームをアダプタで受信したり、転送したりすることができるようになります。 なお、このパラメタには大型フレームが処理できるスイッチが必要になります。
デフォルトで 1500 バイトに設定されている場合に、受信フレームのサイズを大きくするには、[詳細設定] タブのイーサネット カウンタで、バイト量を 500 バイトずつ増やしてください。
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メモ: ジャンボ Mtu は 5702 以外ではサポートされていません。 |
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メモ: [Large Send Offload/大量送信オフロード] は、Windows XP でしか表示されません。 |
通常は、TCP の区分化はプロトコル スタックによって実行されます。 [大量送信オフロード] 値をイネーブルすると、TCP の区分化は NetXtreme Ethernet アダプタによって実行されるようにできます。 [大量送信オフロード] をイネーブルするときは、[詳細設定] タブの [イーサネット] ドロップダウン メニューからパラメタを選択してください。 値についての説明は以下の通りです。
[Speed & Duplex/速度と二重通信方式] パラメタを使用すると、ネットワークへの接続速度やモードを設定することができます。 [Full-Duplex Mode/完全二重通信方式] にすると、アダプタでのネットワーク データ受信・転送が同時にできるようになります。 アダプタはデフォルトで Auto (最適化接続) に設定されています。 速度とモードは以下の方法で設定します。
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メモ: Auto を選択しておくことをお勧めしています。 これを選択しておくと、アダプタが動的にネットワークの回線速度を検出することができるようになります。 ネットワークの容量が変化するたびに、自動的検出により新しい回線速度と二重通信方式にアダプタが調整されます。 1 Gbps 速度がサポートされていれば、Auto を選択するとこれがイネーブルされます。 半二重 を選択すると、アダプタのネットワークへの接続が「半二重」モードに強制されます。 ただし、ネットワークで半二重通信モード動作がコンフィギャされていない場合は、アダプタが機能しない場合もあります。 全二重 を選択すると、アダプタのネットワークへの接続が「全二重」モードに強制されます。 ただし、ネットワークで完全二重通信モード動作がコンフィギャされていない場合は、アダプタが機能しない場合もあります。 |
[Wake Up Capabilities/節電モードからの起動能力] パラメタを使用すると、ネットワーク起動フレームの受信時に低電力モードからアダプタを起動するよう設定することができます。 起動フレームには以下の2つがあります。 [Magic Packet/マジック パケット] と [Wake Up Frame/起動フレーム] の2種類があります。 デフォルトでは、アダプタは [Both / 両方] に設定されています。 アダプタをフレームにより起動するよう設定するときは、[イーサネット] ドロップダウン メニューから該当する [詳細設定] タブを選択してください (以下に詳説)。
[WOL 速度] パラメタを使用すると、アダプタの WOL (Wake-on-LAN) モードでのネットワーク接続の速度が選択できるようになります。 デフォルトでは、アダプタは Auto に設定されています。 速度は以下の方法で設定します。
[電源の管理] は、選択したデバイスの電源を切ることができる場合に、オペレーション システムで電源を切れるかどうかを確認するためのものです。 デバイスが作動中でビジーの場合 (呼に対応しているなどの場合) は、オペレーション システムがそのデバイスをシャットダウンすることはありません。 オペレーション システムは、長時間使用されていないデバイスで、電源を落としても構わないものだけをシャットダウンします。 デバイスの中には常時スイッチをオンにしておかねばならないものもあるからです。 そのデバイスを常時オンにしておきたい場合は、このボックスはチェックしないでください。
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メモ: Broadcom NetXtreme Ethernet Controller で WOL(Wake-on-LAN)をスタンバイモードでイネーブルするときは、必ず「Allow the device to bring the computer out of standby (デバイスによってコンピュータをスタンバイから始動させることを許可する)」を選択してください。 |
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メモ: WOL を正しく作動するため、ネットワーク デバイス上のこの機能は必ずイネーブルにしておいてください。 WOL のイネーブル方法の詳細は、DOS 診断ユーザーガイド をご覧ください。 |
[コントロールパネル] を開き、[プログラムの追加と削除] アイコンをダブルクリックします。
Broadcom ドライバ インストーラの [変更と削除] ボタンをクリックします。


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メモ: ドライバ インストーラを使ってドライバをインストールしている場合、ドライバの削除方法は 「[プログラムの変更と削除] を使ってドライバ ソフトウェアを削除する」 を参照してください。 |
システムから物理的に Broadcom アダプタを取り外ときは、あらかじめアダプタ ドライバを削除してください。
Windows を始動してログインします。ドライバ ソフトウェアを削除するためには、ネットワーク管理者の特権が必要です。
[コントロールパネル] を開き、システム アイコンをダブルクリックします。
[システムのプロパティ] スクリーンで、[ハードウェア] タブをクリックします。
[デバイス マネージャ] をクリックします。 [デバイス マネージャ] スクリーンが表示されます。

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メモ: このスクリーンショットは Windows 2000 のものです。 |
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メモ: この手順では、削除されないドライバ ファイルもあります。 ドライバとアダプタは、[Hot Plug/ホット プラグ] からでも削除できます (サポートされている場合のみ)。 |
各種制限および免責事項 の項目にはすべて目を通してください。